琵琶湖 外来魚バスターズ
琵琶湖外来魚駆除活動レポート
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2002年度 総括レポート (2) 2002 Annual Removal Report: The Resilience of Black Bass (Part 2) — 2002
2002年度の総括(2):四季を通した戦い魚成@外来魚バスターズ

外来魚問題は、我が国の生物多様性に対する重大な脅威です。私たちはこの問題を、単なる生物学的な観点のみならず、「儲けること」や「個人の楽しみ」のために自然を犠牲にしても良いとする、歪んだ価値観に対する社会的な戦いであると位置づけています。

日本人が古来より大切にしてきた「自然への感謝と恐れ」を取り戻すため、私たちは単に魚を釣り上げるだけでなく、駆除という実践を通して、この問題の本質を問い続けています。


7月14日:真夏の50cm級ラッシュ

エビ撒き釣りにより、50cm級のブラックバスが次々と釣り上げられました。夏場であっても、水深のあるポイントを的確に攻めることで、高い駆除効果を上げることができます。

50cm級の駆除風景1
50cm級の駆除風景2
駆除された大型バス1
駆除された大型バス2
7月14日 駆除結果
ブラックバス:203尾 / ブルーギル:244尾 / 計:447尾(37.5kg)
7月28日:記録的な渇水の中での駆除

琵琶湖は深刻な渇水状態にあり、ポイントの選定に難航しましたが、それでも着実に駆除を重ねました。

渇水の琵琶湖
渇水が目立つ琵琶湖岸
渇水時の釣果
厳しい条件下での駆除成果
7月28日 駆除結果
ブラックバス:150尾 / ブルーギル:180尾 / 計:330尾(30.3kg)
9月8日:秋の気配と外来種の多様化

安曇川と海津の2箇所で活動。猛暑が過ぎ、秋の気配が漂い始めました。この日は外来種のアカミミガメも駆除されました。

海津漁港の秋
秋めいてきた海津漁港
駆除されたカメと魚
駆除されたアカミミガメなど
9月8日 駆除結果
ブラックバス:138尾 / ブルーギル:382尾 / 計:520尾(31.2kg)
9月22日:衝撃の共食い現場

近江高島での活動中、釣り上げようとしている25cm級のバスを、さらに巨大な50cm級が襲うという共食いの光景を何度も目にしました。餌となる在来生物が激減している証拠と言えるでしょう。

巨大ブルーギル
26cmに達する巨大ギル
51cmのブラックバス
共食いを目撃させた51cmの個体
磯竿でのやり取り
磯竿で大型を仕留める瞬間
9月22日の釣果
この日の最終釣果
9月22日 駆除結果
ブラックバス:133尾 / ブルーギル:236尾 / 計:369尾(33.0kg)

一年を通して肌で感じるのは、外来魚の異常な繁殖力と生命力です。私たちはこれからも、市民の立場から琵琶湖の環境を守るための実動を続けてまいります。