琵琶湖 外来魚バスターズ
琵琶湖外来魚駆除活動レポート
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冬季駆除への展望 Prospects for Winter Removal: Cold Weather Operations — November 2001
冬季駆除への展望魚成@外来魚バスターズ
 朝夕がめっきり冷え込む11月18日(日)、外来魚バスターズは南湖に釣行しました。私は午前3時に起きて福井県小浜に向かい、餌のシラサエビを購入して、すぐに琵琶湖へと戻りました。今回はバスターズの若手チームが風邪などで欠席する中、釣りのベテランのみによる駆除となりました。高齢者の方を含む一般市民の皆様にとって、この時期の屋外活動は非常に厳しいため、外来魚問題のシンポジウムなどへの参加をお勧めいたします。 早朝の琵琶湖大橋  午前7時にまぁやんと合流し、如水さんが待つ南湖堅田湖岸に向かいました。湖岸道路を走行中、ちょうど行われていた琵琶湖駅伝の交通規制に巻き込まれてしまい、不運にも時間をロスしてしまいました。
 如水さんが待つ堅田湖岸への到着がかなり遅くなってしまい、申し訳なく思いました。
 この時期の早朝はかなり冷え込みます。私は海釣り用の防寒着を着用し、万全の対策を講じました。
 結局、駆除の釣りを始めたのは午前8時頃でした。冷え込みが厳しいため外来魚の食い気が案じられましたが、「案ずるより産むが易し」といったところでした。
 如水さん、まぁやん、そして私の順にバスとギルが釣れ始めました。さすが外来魚、これしきの冷え込みは何ともないようです。(苦笑)
 午前中はゆっくりとしたペースで、ぽつりぽつりと釣れ始めました。ここはギルのサイズが大きく、今年初めて訪れた際は、25cmの個体が当たり前のように釣れていました。最大は27.5cmでした。
 ところが、今回で3度目の駆除となりますが、サイズが徐々に小さくなり、今回は最大で23.4cmでした。このポイントの大型を釣り尽くしたのでしょうか。バス釣り愛好家の方の話によると、ランカーギルは23cmだそうです。私たちは海釣り師が大半であるため、当初ブルーギルのサイズにはほとんど興味がありませんでしたが、駆除を続ける以上、データにはこだわる必要があります。「とにかくたくさん釣って駆除すれば良い」という考えでは不十分ですね。(苦笑) 如水さんバス34.6cmをGET!  バスもギルも、共に撒き餌に良く反応する魚です。そのため、腕の立つ海釣り師であれば、バスやギルを深く飲み込ませて掛けることが可能です。密放流への怒りから、ついこれらの魚を過小評価しがちな面もありますが、冬場は食い気が落ちる可能性があり、決して油断できない相手であると感じます。
 今日は雨が降ったり止んだりの天候でしたが、雨は強くはありませんでした。午後は如水さんが34.6cmのバスを釣ったことで活気が出ました。続いて私も30cmオーバーを釣りました。日中は相対的にバスが多い傾向にあります。
 その後も休みなく釣れ続けましたが、夕マズメに近づくにつれてテンポが速くなりました。いよいよ入れ食い状態になってきました。
 4時を少し過ぎた頃、ここでよく見かける漁師さんが、犬を散歩させてやってきました。「こんなたくさんのバスやギルをどうするんや?」と聞かれたので、「畑などの肥料にしますわ」と答えると、「それは結構なことや!何ぼでも持って帰ってくれたらええ」「あんたらやったら、何ぼでも釣りに来てくれたらええわ」と言ってくださいました。さらに、如水さんに車の駐車場所を親切に教えてくださいました。
 漁師さんの話によると、バスやギルは夜釣りでもよく釣れるそうです。近辺の大型が出るポイントも教えていただきました。
 漁師さんから夜釣りの話を聞いたため、まぁやんも如水さんも、夕暮れになっても竿を片付けることはありませんでした。(笑)
本日の駆除、外来魚17.8㎏  薄暗い夕暮れの中、まぁやんの竿が大きく曲がりました!障害物が多く釣りづらい場所でしたが、私がタモ入れしたバスは36.6cmありました。この個体が本日の最長記録となりました。まぁやんも満面の笑みを浮かべていました。
 その後、なんとまぁやんは電子ウキを使い始めました(笑)。隣では如水さんがギルを入れ食い状態にさせていました!空気はかなり冷え込んでいましたが、私にもサイズの良いバスがヒットしました。夜になっての結果は、漁師さんが仰った通りになりました。熟練の方は、経験に裏打ちされた知識をお持ちであると痛感し、恐れ入りました。
 ヘミングウェイの小説に『老人と海』がありますが、さしずめあの漁師さんは『老人と琵琶湖』というところでしょうか。(笑)
 本日の駆除釣果は、バス最大36.6cm、ブルーギル最大23.4cm、合計17.8kgでした。なお、漁師さんの話によると、バスやギルは雪が積もった日にも釣れることがあるようです。今日は朝夕が冷え込んだ一日でしたが、外来魚の活性は高く、夏場や秋口よりも多くの量を駆除することができました。これから本格的な冬を迎えますが、ポイントさえ選べば十分に駆除の釣りは成り立つと思える一日でした。外来魚バスターズはこの冬も駆除を継続する決意です。
 なお、この後私たちは今回釣ったバスとギルの一部を解剖しました。胃の内容物の分析結果は、次回にアップしたいと思います。