琵琶湖 外来魚バスターズ
琵琶湖外来魚駆除活動レポート
ロゴ
外来魚駆除釣行in琵琶湖 May Removal Fishing Trip: Seeking Freshwater Shrimp — May 2001
外来魚駆除釣行in琵琶湖魚成@外来魚バスターズ

5月11日(金)、琵琶湖へ外来魚駆除釣行に出発した。今日は仕事の合間を縫っての釣行のため、午前10時半から3時半までの日中の釣りとなった。今回は今後の駆除釣行に向けた餌の調達ルートの確立と、バスに対応した仕掛けの確立が目的であった。

私は近年、京都の鴨川に密放流されたバスを駆除したことはあるが、琵琶湖でバスを釣るのは10年ぶりくらいだろうか。10年ぶりと言っても、バス釣りをしたのは4回だけである。それもシラサエビを使い、バスがどのような魚であるかを知るための釣りだった。

道中、滋賀県の釣具店に寄ってみたが、手長エビはあってもシラサエビはないとのこと。仕方がないので手長エビを多めに買うことにした。店主は親切で、とっておきのバスポイントを教えてくれたり、バスの食べ方まで説明してくれた。

比叡山を望む眺め
昔ながらの美しい眺め(遠くに比叡山を望む)
烏丸半島方面の眺め
日本を代表する古代湖・琵琶湖(右は烏丸半島)

午前10時過ぎに釣り場の守山に着くと、一人の紳士がギルを釣っていた。話しかけてみると、ギルの駆除をしているとのこと。私も同じ目的であると伝えると、意気投合した。詳しく聞くと、私も知っている保護団体の方であった。

早速釣りを始めることにした。タックルはいつものように、100%チヌのウキフカセ釣りである。別段仕掛けにこだわっているわけではないが、このタックルがバスには一番合うと考えている。

ポイントに30尾ほどの手長エビを撒いて釣りをすると、早速ギルが釣れてきた。22cmほどであった。前回は磯釣りスタイルの撒き餌をすると、25cmを超える大型のギルが多く混じった。中には「こんな大きなギルがいてもいいのか」と思うような個体も混じっていた。

大型のブルーギル
型の大きいブルーギル
(磯釣り式の撒き餌でさらに大型が出る)
琵琶湖緑地
良く整備された琵琶湖緑地

今回は撒き餌が少ないせいもあったのか、24cm止まりであった。私の本職は海釣りと渓流釣りなので、琵琶湖のギルがどこまで大きくなるのかはっきりしないが、ともかく25cmを超えると大型であることは私にも分かることだ。

駆除が目的なので、要は釣れればいいのだが。グレによく似て撒き餌に浮く魚なので、釣るだけなら簡単なことだ。この魚はグレに比べて相当に貪欲で、悪食の魚である。

44cmのオオクチバス
エビの誘い釣りに乗ってきたバス 44cm
石積みの湖岸
石積みで整備された湖岸(自然への配慮が窺われる)

考えてみれば、バスも気の毒な魚である。東洋の異国に勝手に連れてこられ、遊びのために放流され、何度も針に掛けられてはまた放流される。この後、帰る間際に釣れた34cmのバスの口には大きな傷があった。ギルの中にも口に傷のあるものがよく見受けられる。

バスを無駄にしないため、このバスは知人の料理店で引き取ってもらった。プロの手で大切に料理されていた。

この後もバス・ギルは釣れ続いた
その後も次々と釣れ上がる外来魚
波が高くなった琵琶湖
風が出て波が高くなった琵琶湖

釣れてくるのは外来魚ばかり。この後、3時半に切り上げた。風が出て波が高くなった琵琶湖での最後の一投で、34cmのバスが釣れた。本日の釣果はバス44cm・34cm、ギル24〜14cmが58尾、計60尾であった。

外来魚の問題は、今や深刻な段階に来ている。エリ漁(伝統的な仕掛け網)に入る9割はバスやギル、残りの1割が在来種である。人間によって作り出された現実である以上、人間の手で解決されるべき問題である。