5月3日、外来魚駆除に賛同する有志3名により、琵琶湖にて駆除釣行を実施した。
今回初めて同行することになった高校生のきんころ君を、午前9時に北区のA駅へ迎えに行くと、既に彼が待っていた。釣り竿を数本携えていたため、すぐに彼であると分かった。簡単に挨拶を済ませ、琵琶湖へと出発した。
もう一人の同行者である如水氏とは連絡が取れなかったが、彼のことならば直接琵琶湖へ向かうだろうと考え、目的の釣り場へと直行した。きんころ君と釣り談義に花を咲かせながら、車は京都から滋賀県へと入り、餌となるミミズやシラサエビの購入、および今後の駆除釣行に備え、滋賀県内の釣具店を探すことにした。
幸い釣具店はすぐに見つかり、如水氏の分を含めた3人分の餌を購入して琵琶湖へと向かった。琵琶湖大橋を渡っていると、如水氏の車が追いついてきたため、手を振って合図を送り、目的地の守山へと向かった。
1度に3連で釣れるブルーギル
魚成ウキ5号を使い3連をGET!
目的地の琵琶湖岸に到着すると、早速釣りを開始した。今回は私が考案した「外来魚粉砕仕掛け」と、磯釣り式の撒き餌を用いた釣法のテストを兼ねていた。撒き餌は前日に準備した、潰したオキアミとアミエビに集魚剤の「チヌパワースペシャル」をブレンドしたものである。撒き餌の量は、琵琶湖の環境を汚さないよう、通常の磯釣りの6分の1に抑えた。
まずは延べ竿を用いたきんころ君が、軽快にブルーギルを釣り上げた。続いて私も7本針の「外来魚粉砕仕掛け」で釣り上げる。やはり予想通り、ブルーギルは一度に2尾以上釣り上げることが可能であった。刺し餌はミミズでも、刻んだオキアミでも十分に釣れる。40分ほどで、3人合わせて50尾ほどのブルーギルを釣り上げた。
ここで如水氏が、水路付近のポイントの方がブルーギルが多いのではないかと提案したため、場所を移動することにした。移動後、早速撒き餌を投入する。如水氏は水路の奥へ、私は水路入り口の湖岸へ、きんころ君はその中間へと釣り座を構えた。
当初は障害物の近くを釣っていたきんころ君と如水氏が、次々に竿を曲げた。私のタックルは、がま磯5.0m 1.5号にスピニングリール、道糸2号を用いたチヌ釣りスタイルである。そこに昨日完成したチヌ用の「魚成円錐ウキ」のBを使い、アジ用のスキンの付いたサビキ6号7本針を用いた。サビキの針はプライヤーですべて返しの部分を潰してある。これは口が硬い外来魚の針外しを迅速に行うためである。
20分ほどで撒き餌が効いてきたため、私のウキも次々に消し込まれた。驚いたことに、撒き餌に寄るブルーギルは大きく、25cmを超えるものも多く混じっていた。ブルーギルは撒き餌に狂うと2連・3連で釣れてくる。サイズの大きなものが連なってかかるとかなりの引きを見せ、磯竿の1.5号であっても容易に抜き上げることはできなかった。
午後4時の時点での外来魚。この後も釣れ続いた。
午後2時の時点で、釣り上げた外来魚は200尾を優に超えていた。しかし、我々はこの時点である異常に気づいていた。如水氏が持参した集魚剤は荒引きサナギ(サナギ粉)であり、刺し餌は刻んだミミズが主体であった。にもかかわらず、フナ、コイ、タナゴ、モロコなどの在来種は1尾も混じらなかった。外来魚が増加する以前の琵琶湖を知る私にとって、これは考えられない事態であった。
午後5時半になり、外来魚の処分の都合があるため、釣りを切り上げた。きんころ君はこの日157尾を釣り上げ、非常によく頑張った。3人の合計は477尾であった。この数は喜ぶべきなのか、あるいは悲しむべきなのか、複雑な心境にさせられる数であった。これらの外来魚は、別荘の畑の肥料として利用し、埋設した。
6月3日には同じ琵琶湖で、「琵琶湖を戻す会」主催、漁協後援のもと、「外来魚駆除大会」が開催される。我々外来魚バスターズも知人を誘って参加する予定である。一人でも多くの方に参加していただきたい。